南米最大デジタル銀行Nubank、独自暗号資産「Nucoin」の取引終了へ=報道

NubankのNucoinが取引終了へ

ブラジル拠点の中南米最大のデジタル銀行であるNubank(ヌバンク)の独自暗号資産(仮想通貨)「Nucoin」が、同行にて取引終了するようだ。スペイン語圏の暗号資産メディア「Portal do Bitcoin(ポータルドゥビットコイン」が9月10日に報じている。

Nubankは著名投資家ウォーレン・バフェット(Wallen Buffet)氏が出資する銀行だ。「Nucoin」は2023年3月に正式ローンチし、約7,000万人以上のNubank顧客へ向け、「Nucoin」総発行額の約80%がエアドロップされていた。

なお「Nucoin」の発行にはPolygon Labs(ポリゴンラボ)が協力しているとのことで、ブロックチェーンにはポリゴン(Polygon/MATIC)が採用されていたという。

報道によると「Nucoin」は9月25日までに売買が永久に停止されるとのこと。また同行は顧客向けに送信したメールで今回の対応について、「内部報酬システムの再編成の一環である」と伝えたという。

現在「Nucoin」を100レアル分以上保有する顧客は12月9日までの期間、「Nucoin」をビットコインもしくは米ドルステーブルコインのUSDCに交換が可能であるとのこと。

また100レアル以下の保有、もしくは交換をしない場合については、「Nucoin」は「将来の報酬プログラムによる利益」のためにそのまま保持されるとのことだ。

参考:ビットコインポータル
画像:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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