パクソス、「Arbitrum One」でステーブルコイン発行へ。イーサL2は初

PaxosがArbitrum Oneでステーブルコイン発行へ

ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)が、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション「アービトラムワン(Arbitrum One)」上で、ステーブルコインを発行予定であることを9月10日発表した。パクソスによる「アービトラムワン」対応は初のレイヤー2チェーン展開となる。

これによりパクソスは、イーサリアムの豊富な流動性にアクセスしながら、アービトラムの高いスケーラビリティと低コストでのトランザクションが可能になるとのこと。

またパクソスと「アービトラムワン」はこの統合により、実世界の資産(RWA)をオンチェーン化する取り組みをさらに強化していき、機関投資家や企業としては、革新的な金融商品やサービスを提供できるようになるとのこと。

ちなみに「アービトラムワン」はアービトラムのパブリックなメインネットであり、誰でもバリデーターになることができる仕組みとなっている。その特性から「アービトラムワン」はDeFi(分散型金融)及びNFT向けチェーンと位置付けられている。

またアービトラムは「アービトラムワン」の他に、ゲーム及びソーシャルアプリに特化したチェーンとして取り扱われる「アービトラムノヴァ」も展開している。

「アービトラムノヴァ」は選定されたバリデーターのみが参加する許可型のメインネットとなっており、厳密な分散性を達成することはできないが、その分低い手数料での利用が可能だ。

参考:パクソス
画像:iStock/noLimit46

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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