国内食品メーカー初、カルビーがweb3ゲームとコラボ。「じゃがりこ」と「かっぱえびせん」のNFT販売へ

カルビーがweb3ゲームとコラボ

カルビーが、web3ゲーム3タイトルとコラボレーションすることを9月11日発表した。このコラボは博報堂キースリーと共に実施するという。カルビーの「じゃがりこ」や「かっぱえびせん」とのコラボレーションアイテムとなるNFTを販売する企画とのこと。

またコラボするweb3ゲームは、CryptoGames(クリプトゲームス)の「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」、Digital Entertainment Asset(デジタルエンターテインメントアセット:DEA)の「JobTribes」、そしてHEALTHREE(ヘルスリー)の「HEAL-Ⅲ(ヘルスリー)」。

コラボNFTは、同3タイトルのゲームにてそれぞれ使用が可能だという。

web3ならではの特徴である相互運用性を活かして、ゲーム間の連携やコラボレーションにも取り組むとのこと。

ゲームアイテムとなるコラボNFTは、9月11日より順次、数量限定で各ゲームタイトルから販売されるという。販売枚数や価格等は、各ゲームタイトルによって異なるとのこと。

またカルビーは、今回の企画を記念してweb3ならではの特徴である相互運用性を活用したキャンペーン「WEB3 GAME FES」を実施するという。同キャンペーンでは、参加する3社のゲーム会社が積極的に連携・コラボレーションを行い、互いのゲームを盛り上げるための施策を展開していくとのことだ。

なお各ゲームがNFTを発行するブロックチェーンは、「CryptoSpells」ではOasys(オアシス)のVerse layer(L2)チェーンのTCG Verse。「JobTribes」ではDEAの独自チェーン。「HEAL-Ⅲ」ではEthereum(イーサリアム)のL2であるAstar zkEVM(アスターzkEVM)となっている。

カルビーは2022年7月、Astar Network(アスターネットワーク)基盤のブロックチェーンゲーム「Astar Farm(アスターファーム)」上で、NFTを配布するキャンペーンを実施していた。

同キャンペーンでは、カルビー記念NFTを抽選で10,000名に無料限定配布する他、「Astar Farm」上でバーチャルなじゃがいもを収穫したユーザーを対象に抽選で50名にカルビーのリアルなじゃがいもの商品(ポテトチップス)「ポテトデラックス」を送付した。

また昨年4月にカルビーは、NFTをおまけにしたポテトチップスの販売を行う「NFTチップスキャンペーン」を実施。対象商品を購入する度に、おまけとしてついてくる「ポテトNFT」に水やりなどをして、「ポテトNFT」の成長を楽しめる内容となっていた。

なお、この過去に実施した2つのキャンペーンには、今回と同様にCryptoGamesおよび博報堂が関わっている。

参考:カルビー
画像:iStocks/peshkov・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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