韓国SKテレコムのSK Planet、ゲーム特化チェーン「Oasys」と提携

SK PlanetがOasysと提携

ゲーム特化ブロックチェーンOasys(オアシス)が、韓国の大手通信企業SKテレコム(SK Telecom)の子会社SKプラネット(SK Planet)との提携を9月10日発表した。

この提携により、SKプラネット提供のWeb3ウォレット「UPTN Station」がOasysチェーンに対応するとのこと。また同じくSKプラネットが提供するポイントサービス「OK Cashbag」がOasysエコシステムに接続されるという。

さらにSKプラネットは、Oasysの新たなバリデーターになるとのこと。これにより「UPTN Station」から直接OASトークンをステーキングできるようになる予定とのこと。

また「UPTN Station」が、Oasysのレイヤー2となるVerse Layer(ヴァースレイヤー)へ統合することも予定されており、同チェーン上でのゲームタイトル立ち上げとキャンペーンも検討中とのことだ。

なおSKプラネットが提供する「OK Cashbag」は、75,000を超える提携店舗と2,800万人以上もの会員数を擁する韓国最大の共通ポイントサービスだ。前述した取り組みによりOasysは、これらのユーザーベースへのアプローチが可能になると述べている。

Oasysはこれまで、Com2usやカカオゲームズの子会社METABORA SGなど、韓国の主要企業と提携してエコシステムを拡大してきたという。今回のSKプラネットとの提携は、Oasysの韓国市場進出を一層進める重要なステップになるとのことだ。

なおSKプラネットは今年4月、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avaranche/AVAX)」で、サブネット「UPTN(アップ・トゥン)」を立ち上げるとアバランチ開発元の米アバラボ(Ava Labs)が発表している。

「UPTN」サブネットは同社がユーザ向けに提供するweb3ポータルであり、デジタルコレクティブル・Web3ウォレット・分散型コミュニティ等の基盤として機能する予定だ。なお「UPTN」は、SKプラネットが提供する韓国最大のEコマースロイヤリティ・プログラム「OKキャッシュバック(OKcashbag/OCB)」等のサービスやアプリに統合されるとのことだ。

またOasysは、SBIホールディングス(HD)との戦略的業務提携および同社からの資金調達実施を8月29日に発表している。この提携は、オアシスのネイティブトークンOASの流動性向上やエコシステム強化に向けたものであるという。

2022年12月にメインネットをローンチしたオアシスには、バンダイナムコ研究所やSEGA、グリー、スクウェア・エニックス、ソフトバンク、KDDI、ミクシィなどの国内大手企業の他、UBISOFT(ユービーアイソフト)、WEMADE(ウィメイド)、netmarble(ネットマーブル)、前述したCom2usなど、多数の企業がバリデータに参画している。

参考:BaseScan
画像:iStocks/Olena-Lishchyshyna・Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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