ポケモンカードアプリ「ポケポケ」、ゲーム内におけるNFTの要素を含んだ特許取得

株式会社ポケモンがNFTの要素を含んだ特許取得

株式会社ポケモンが、スマートフォン向けポケモンカードアプリ「ポケポケ(ポケモントレーニングカードゲームポケット:Pokémon Trading Card Game Pocket)」に関する、NFTの要素を含んだ特許を日本国内で取得したことが各社メディアによって9月3日報じられた。この特許は2022年10月27日に出願され、今年6月25日に正式に承認されている。

「ポケモントレーニングカードゲームポケット」は、デジタルのポケモンカードをコレクションし、バトルさせるデジタルTCG(トレーディングカードゲーム)アプリだ。このアプリの最新映像は8月19日に公開されており、アプリ自体のリリース予定日は今年10月31日となっている。

今回、株式会社ポケモンが取得した特許は、ユーザーが所有するデジタルカードの使用履歴を管理するプログラムである。このプログラムではデジタルTCGにおいて、カードに対する思い入れを残すことを目的としているとのこと。

具体的には、複数のデジタルカードに関する情報を、同一のカードであっても一意に特定可能に区別して記憶するステップ、またカードを使用した際の情報をそのカードと関連付けて記憶するステップがプログラムに含まれている。

さらに、ユーザーがデジタルカードを選択した際には、過去の使用履歴に基づく情報を提示するステップもプログラムに含まれており、これらの履歴に基づいて、ユーザーに特定の特典を付与する機能が備わっているとのこと。

なお、この特許文にはNFTに関する直接的な言及はされてないものの、デジタルカードの所有権や使用履歴を個別に管理する技術が、NFTとの親和性が高いとして注目されている。

ちなみに「ポケモントレーニングカードゲームポケット」は現在、アップストア(App Store)及びグーグルペイ(Google Play)にて事前登録が可能だ。

参考:特許
画像:iStocks/zirconicusso

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。