Crypto. comがグローバルリテール向けサービス開始、スタンダードチャータード銀と提携で

Crypto.comがグローバルリテール向けサービス開始

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、グローバル金融グループの英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)との提携を8月28日発表した。これにより、法定通貨の入出金機能を含むグローバルリテール向けサービスが提供開始となる予定だ。

このグローバルリテール向けサービスは、クリプトドットコムのアプリを通じてアクセスでき、ユーザーは米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、ディルハム(AED)といった法定通貨をシームレスにクリプトドットコムへ入出金できるとのこと。また250種類以上の暗号資産も売買および取引できるという。

なおスタンダードチャータード銀行は、グローバルリテール向けサービスにおける入出金機能をサポートする為に、顧客資金を管理する銀行サービスと決済ソリューションをクリプトドットコムへ提供しているとのこと。

またグローバルリテール向けサービスは90カ国以上のリテール顧客に向けて展開される予定で、まずは来月9月からUAE全土で提供開始されるとのことだ。

なお今回のクリプトドットコムによるUAEでのサービス展開は、同社のドバイ法人であるCRO DAX Middle Eastが、ドバイ暗号資産規制機関(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)から「仮想資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンス」の完全承認を受けたことによるものだ。

そしてこの承認によりクリプトドットコムは、今年4月に機関投資家向け取引所を立ち上げている。

参考:クリプトドットコム
画像:iStocks/LongQuattro・Ninja-Studios

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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