オアシス(OAS)がSBIホールディングスと提携、資金調達を実施

オアシスがSBIホールディングスと提携

ゲーム特化ブロックチェーンOasys(オアシス)が、SBIホールディングス(HD)との戦略的業務提携を8月29日発表した。またオアシスはSBI HDより資金調達を実施したことも併せて発表している。なお今回の発表では、調達額について明かされていない。

今回の提携は、オアシスのネイティブトークンOASの流動性向上やエコシステム強化に向けたものだという。

またこの提携により今後は、SBIグループとオアシスでの共同キャンペーンやセミナーが予定されている他、同グループの暗号資産(仮想通貨)取引所であるSBI VCトレード提供の「SBI Web3ウォレット」へのオアシスチェーン追加や、同チェーン上で発行されるゲームトークン上場なども検討しているとのことだ。

SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長である北尾吉孝氏は、「Oasysは日本発祥のゲームにおける利用に特化したブロックチェーンプラットフォームとして、開始当初から初期バリデータとして複数の世界的に有名な大手ゲーム開発企業が名を連ねるなど、極めて有望なプロジェクトだと認識しております。当社グループは、2016 年の米Ripple社、2017年の米R3社への出資をはじめ、ブロックチェーン・暗号資産領域において早い時期から積極的な種まきに注力しており、多様な商品・サービスを提供できる生態系を構築してきましたが、Oasysとの提携を通じて、更なるブロックチェーンのユースケース拡大に尽力したいと考えています」とコメントしている。

2022年12月にメインネットをローンチしたオアシスには、バンダイナムコ研究所やSEGA、グリー、スクウェア・エニックス、ソフトバンク、KDDI、ミクシィなどの国内大手企業の他、UBISOFT(ユービーアイソフト)、WEMADE(ウィメイド)、netmarble(ネットマーブル)といった海外企業など、多数の企業がバリデータに参画している。

またOASについては、昨年5月にSBI VCトレードへ上場していた。

参考:SBI HDOasys
画像:iStocks/Ninja-Studio

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している