コインベースのL2チェーン「Base」、ネーミングサービス「Basenames」導入

BaseでネーミングサービスBasenames導入

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ベース(Base)」上にネーミングサービス「ベースネームズ(Basenames)」が導入された。同チェーン公式ブログにて8月20日発表されている。

「ベース」は、米コインベース(Coinbase)が独自開発したブロックチェーン。「オプティミズム(Optimism)」の技術に基づいたブロックチェーン開発用ソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」を用いて構築された。

「ベースネームズ」は、「ベース」上でウォレットアドレスに読みやすい名前を登録し、それをオンチェーンIDとして使う為の機能とのこと。

ユーザーは「ベースネームズ」で「base.eth」ユーザー名を取得し、ベース.org(Base.org)やオンチェーンレジストリー(Onchain Registry)、オンチェーンサマーパス(Onchain Summer Pass)といった「ベース」エコシステム内のアプリで使用できるという。

また「ベースネームズ」は、「ベース」及び他のEVMチェーンでの送受信にも使用可能とのこと。なお「base.eth」のユーザー名提供開始時は、36時間のダッチオークション形式で販売された。販売初日に10,000以上の「ベースネームズ」が登録されたとのことだ。

なおダッチオークションでは、初期価格となるプレミアム料金として100ETHから開始され、時間が経つごとに価格が下がり、最終的には0.39ETHで販売されていた。そしてオークション終了後は、「ベースネームズ」は名前の長さに基づいた通常の価格設定に移行した。

オークション後の「ベースネームズ」の年間登録料は3文字0.1ETH、4文字0.01ETH、5〜9文字0.001ETH、10文字以上0.0001ETHとなっている。

ちなみに「ベースネームズ」はイーサリアム(Ethereum)ベースのアドレスネーミングサービス「イーサリアムネームサービス(ENS:Ethereum Name Service)」と同じ技術で構築され、「ベース」上で展開されているとのこと。

参考:Basenames
画像:iStocks/metamorworks

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。