イーサリアムのハッカソンイベント「ETHTokyo 2024」、8/23~26東京渋谷で開催へ

「ETHTokyo 2024」が東京渋谷で開催へ

一般社団法人Ethereum Japan(イーサリアムジャパン)主催のハッカソンイベント「ETHTokyo 2024」が、8月23日から26日の4日間、東京渋谷のデジタル・ガレージにて開催される。なおイーサリアムジャパンは、日本におけるイーサリアムコミュニティの発展を目指して活動している非営利団体だ

「ETHTokyo 2024」は、イーサリアム開発者たちが世界中から集うグローバルハッカソンで、約300人の参加者を見込んでいるという。同イベントは3日間ハッカソンが行われ、最終日となる4日目にはカンファレンスイベントが実施される予定だ。

カンファレンスに登壇するスピーカーには、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)のエグゼクティブディレクター宮口あや氏、元台湾デジタル発展部部長のオードリー・タン氏らが名を連ねる。また日本人からはソリディティハウスの落合渉悟氏、バンクレスジャパンの田村一馬氏、Kyuzan(キューザン)の小宮山凌平氏が登壇する。

ハッカソンについて

今回行われるハッカソンのテーマとして、「Freedom of transacting」・「Robust democracy」・「Infrastructure and tooling」の3つが用意されている。ハッカソンでは企業スポンサーからスポンサー賞として、賞金が提供されるとのこと。

「Freedom of transacting」は、誰でも、どこでも、いつでも制限なく取引を行えるようにすることを目指すハッカーのためのトラックだ。金融包摂を促進し、国境を越えてトークンにアクセスし送信できるプロジェクトを募集するという。p2pソリューションに取り組み、対検閲性を持つアプリケーションを構築し、取引をプライベートかつ安全に保つことを目指すとのこと。

「Robust democracy」は、中央集権の影響を軽減し、情報に基づいた意思決定や透明なガバナンス、コミュニティ間の協力を促進するプラットフォームやツールを作成するトラックとのこと。他にも、クアドラティックファンディング、シビル耐性、分散型の社会的評価システムなどのアイデアに取り組めるという。

そして「Infrastructure and tooling」は、分散型アプリケーションが効率的かつ信頼性高く動作するための基盤を作る人向けのトラックだという。考えられるアイデアとしては、プロトコルの設計と実装、ネットワーキング、開発者ツール、ハードウェアなどがある。デバッグツールやテストフレームワーク、分かりやすいドキュメントなど、開発者の使いやすさを向上させる貢献が特に評価されるとのことだ。

参加方法について

カンファレンスへの参加は、専用サイトからチケットを購入する必要がある。

カンファレンスチケットは120ドル。同チケットのVIPは250ドルで購入が可能だ。

またハッカーとしてハッカソンへ参加するには、イーサリアムのスマートコントラクトの中から参加登録フォームのURLを見つけ、自身のプロフィールを提出する必要がある。

コントラクトはセポリア(Sepolia)テストネットにデプロイされており、アドレスは「0x4C80b90BeECE732C6ec4EdeE0298799d67eB48cD」とのこと。プロフィールを提出したハッカーには、当日の参加証となるNFTが送付されるという。この参加証にてハッカソンおよびカンファレンスに入場が可能とのことだ。

イベント概要

日程:ハッカソン: 2024年8月23日(金)〜2024年8月25日(日)・カンファレンス: 2024年8月26日(月)
場所:デジタル・ガレージ(東京都渋谷区宇田川町15-1)
公式ウェブサイト:https://www.ethtokyo.com/

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個人スポンサーシップの概要

「ETHTokyo 2024」およびイーサリアムジャパンの活動に共感していただける方には、個人スポンサーシップが設けられている。

4種類のスポンサーシップがあり、資金提供することで資金提供者は、それぞれのトークンが入手可能となっている。

 数量1個限定の富士が37.76ETH、各数量100となる松・竹・梅はそれぞれ0.05ETHで提供されている。

なお個人スポンサーの資金は、ハッカソンのメイン賞金の一部として利用するとのことだ。

images:Ethereum

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あたらしい経済 編集部

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