アービトラムのステーキング提案が温度感チェックで可決、新トークン「stARB」でガバナンスとセキュリティ強化へ

Arbitrumでステーキング提案の事前確認が可決

アービトラム(Arbitrum)の分散型自律組織(DAO)で、アービトラムネットワークにおけるARBトークンのステーキング導入提案が、事前確認となる「温度感チェック(Temperature Check)」にて8月15日に可決された。

この提案には25,000人以上が投票し、91%の賛成を得た。

今後行われる本投票にて提案が可決となれば、ARBトークン保有者はARBをステーキングすることで新トークン「stARB(Tally Protocol LST)」を取得し、これを使用してガバナンス投票やネットワークのセキュリティ強化が可能となる予定だ。

なおステーキングシステムは、DAO投票支援ツール「タリー(Tally)」のステーキングフレームワーク上に構築されており、アービトラムのガバナンスと料金構造に合わせてカスタマイズされているとのこと。

「stARB」は、報酬の自動複利運用や分散型金融(DeFi)におけるリステーキングを可能にするという。また「stARB」はスマートコントラクトにロックされている状態でもガバナンス権を保持し、DAOが投票力を再配分できる仕組みが導入されているとのことだ。

アービトラムは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。同ネットワークでは、「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用することでイーサリアムの安全性を保ちつつオフチェーンでの高速処理を実現している。

※2024.8.20 17:43 タイトルと本文に誤りがあったため修正しました。

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参考:アービトラム財団
images:iStocks/wvihrev

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。