HashKey Group、TONのミニゲーム「Catizen」と提携

ハッシュキーグループがキャティゼンと提携

香港を拠点にブロックチェーン技術の導入を支援するハッシュキーグループ(HashKey Group)が、「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」基盤のゲーム「キャティゼン(Catizen)」との提携を8月19日発表した。

この提携によりハッシュキーグループは、同社のグローバル向け暗号資産(仮想通貨)取引所ハッシュキーグローバル(HashKey Global)を活用し、「キャティゼン」のグローバルコミュニティメンバーにコンプライアンスに準拠した信頼性の高いデジタル資産サービスを提供するという。

またハッシュキーグループと「キャティゼン」は、世界中のゲームプレイヤーとデジタル資産ユーザーに独自のWeb3ゲーム体験を提供し、次世代のGameFi製品とグローバルデジタルエンターテイメントインフラストラクチャの構築にあたり協力していくとのことだ。

なおハッシュキーグループは、バミューダ金融庁(BMA)よりライセンスを取得し、今年4月より営業を開始している取引所だ。

また「キャティゼン」は、プレイヤーが独自のキャラクターを育成するweb3ソーシャルゲームだ。メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)上で動作する。同ゲームは発売からわずか150日で2,900万人以上のユーザーベースを獲得し、1日あたりのアクティブユーザー数(DAU)は350万人に達したとのこと。

ハッシュキーグループは今年4月、「TON」の開発を支援するTON財団(The TON Foundation)との戦略的パートナーシップを発表していた。この提携により、TONエコシステムの初期段階のプロジェクトをサポートする新たな方法が模索されるほか、アジア太平洋地域のテレグラムウォレットのユーザー向けに法定通貨のオンランプとオフランプへのアクセスも拡大される予定だと伝えていた。

この提携により、「キャティゼン」を含めたTonエコシステムは大幅に拡大したとのことだ。

オープンネットワーク:TONとは

「オープンネットワーク:TON」はメッセージングアプリ「テレグラム(Telegram)」が開発に関わったブロックチェーン。同チェーンは、テレグラム内で利用されている分散型プラットフォームで、1秒あたり数百万件のトランザクション処理(TPS)を備えた拡張性の高いフレームワークとなっている。

また同プラットフォームは「テレグラム」でweb3エコシステムを構築し、2028年までに8億人のユーザーがデジタルIDやデータ、資産を所有可能にすることを目標としている。

なお国内において、「TON」の独自トークンTONはビットポイント・OKJ・ビットトレードにて取り扱われている。

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参考:ハッシュキーグループ
images:iStocks/artsstock・StudioM1

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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