OmiseGo運営の仮想通貨取引所Go.Exchangeが3月15日でサービス終了
Omise Holdings Pte.Ltdが運営をする仮想通貨取引所「Go.Exchange」が、3月15日にサービス終了することを同取引所の公式mediumにて1月30日発表。
同発表によると、1月30日より出金以外のサービスは停止しており、サービス終了の3月15日までに同取引所の資産を引き出すようユーザーへ勧告している。
同取引所は、仮想通貨規制の複雑さの増加と不確実性などがサービス終了への判断に至ったとしている。
また同取引所は、昨年12月にマルタ共和国で事業ライセンス取得に向け申請の準備をしていたが、規制の費用対効果などコストを考慮した結果サービス終了の判断に至ったとも説明をした。
編集部のコメント
Omise Holdings Pte.Ltdは、決済プラットフォーム「Omise」を提供し、仮想通貨OmiseGO(OMG)を発行する企業で、長谷川潤氏がCEOを務め、タイ、日本、インドネシア、マレーシア、シンガポールに拠点を持っています。
OmiseGOは、「イーサリアム(ETH)のプラットフォームを利用した、東南アジア全域で決済可能な仮想通貨」として2017年7月に公開され、アドバイザーにはイーサリアム(ETH)を考案したVitalik Buterin(ヴィタリック ブテリン)氏も参画しています。また野村HDや三井住友フィナンシャル・グループ、三井不動産株式会社やアユタヤ銀行などが同社へ出資しています。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:antoniokhr)