グレースケール、暗号資産「SUI」と「TAO」の投資信託2銘柄を提供開始

グレースケールがSUIとTAOの投資信託2銘柄を提供開始

暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)が、新たに2銘柄の暗号資産投資信託の提供開始を8月7日に発表した。

同社が今回提供開始したのは、分散型人工知能(AI)プロジェクトのビットテンソル(Bittensor)プロトコルのネイティブトークンであるTAOに投資する「Grayscale Bittensor Trust」と、レイヤー1ブロックチェーンのスイ(Sui)のネイティブトークンであるSUIに投資する「Grayscale Sui Trust」だ。

両銘柄は共に適格投資家および認定機関投資家向けに提供される。個人投資家は販売対象外だ。

グレースケールの製品・リサーチ責任者であるレイハネ・シャリフ-アスカリ(Rayhaneh Sharif-Askary)氏は、「ビットテンソルは分散型AIの成長の中心であり、スイはスマートコントラクトブロックチェーンを再定義すると信じている」と述べた。

グレースケールでは、単一の暗号資産に投資する信託を今回の2銘柄を含め、合計で16銘柄取り扱っている。その他にもDeFi(分散型金融)や分散型AIの複数銘柄に投資するバスケット型の製品も取り扱っている。

なおビットテンソルは分散型AI投資信託の「Grayscale Decentralized AI Fund」のポートフォリオにも組み込まれている。

またグレイスケールは、米国でも提供されているビットコインとイーサリアムの現物ETF(上場投資信託)、およびそれらの低額版のETF4銘柄も提供している。

関連ニュース

参考:グレースケールグレイスケール製品一覧
images:iStocks/Who_I_am

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告