スシトップ、GEOMETRONよりweb3事業を承継

スシトップ、GEOMETRONよりweb3事業を承継

NFTマーケティング支援のスシトップマーケティング(SUSHI TOP MARKETING)が、ジオメトロン(GEOMETRON)提供のweb3事業を承継することを8月7日発表した。

スシトップが承継したのは、NFTの配布・販売プラットフォームの「NFT Pocket」事業とSaaSシステムの「LOYLE」事業の2事業だ。「NFT Pocket」は、公式LINEアカウントの仕組みを活用し、誰でも簡単にNFTウォレットを作成し、NFTの受け取りができるサービスだ。同サービスの公式LINEの中のリッチメニューをクリックするだけで誰でも簡単にノンカストディアルのNFTウォレットが生成できるとのこと。

また「LOYLE」は、NFTを持つユーザー向けにLINEで顧客管理が行える、web3事業者向けのLINE顧客管理ツールだ。LINEを利用して顧客とのコミュニケーションを効率化し、マーケティングやカスタマーサポートを自動化するという。

なお「LOYLE」の主な機能には、メッセージの自動応答、顧客データの管理、セグメンテーション、分析などが含まれるとのこと。また「NFT Pocket」やその他ウォレットと連携でき、これにより企業はユーザーの持つNFT情報をもとに顧客との関係を強化し、効果的なロイヤルティマーケティング戦略が実行できるとのことだ。

スシトップは、この承継した事業はそのままに運用せず、同社の独自ツール「トークングラフマーケター」および「LINE Shot」に統合する予定とのこと。

またスシトップは、「イーサリアムベース(EVM)のNFTをLINEのインターフェースで配布する最初の企業であったジオメトロンの事業を承継することで、当社のNFTマーケティング技術はより進化するものと考えています」とコメントしている。

なおスシトップ提供の「トークングラフマーケター」は、NFTをアカウントレスで受け取れるリンクを企業担当者が発行し、NFTを取得したユーザーのロイヤリティを可視化するシステムだ。このシステムにより、企業は簡単にNFTマーケティングが実行でき、新たな顧客とのタッチポイントを創造できるとのこと。

そして「LINE Shot」は、「NFTの受け取り」と「受け取ったNFTの確認」を、LINE完結で実現できるソリューション。スシトップのの知財とLINEの組み合わせにより、NFTに触れたことがないユーザーでも、LINEから簡単にNFTを受け取れるとのことだ。

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参考:スシトップ
images:iStocks/noLimit46

 

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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