ブラックロックとナスダック、「イーサリアム現物ETF」のオプション上場の規則変更求める

「イーサリアム現物ETF」のオプション上場の規則変更が提案される

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)および取引所運営会社のナスダック(Nasdaq)が、ブラックロックのイーサリアム現物ETF(上場投資信託)のオプションを上場および取引するための規則変更を提案した。8月6日に米証券取引委員会(SEC)へ書類が提出されている。

米SECは7月、グレイスケール(Grayscale)、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、ヴァンエック(VanEck)、ビットワイズ(Bitwise)、21シェアーズ(21Shares)、インベスコ(Invesco Galaxy)など大手企業による、イーサ(ETH)価格に連動するETFを承認した。

オプションは、株式や上場商品などの資産を、決められた期日までにあらかじめ決められた価格で売買する権利を保有者に与える。

「取引所は信託にオプションを提供することで、現物イーサへのエクスポージャーを得るための、追加的で比較的低コストの投資ツールを投資家に提供することで、投資家に利益をもたらすと考えている」と、提出された書類に記されている。

SECは、取引所がオプションを上場するために行わなければならない技術的なルール変更を監督している。

なおSECは規則変更提案に対するコメントを、21日以内に提出する必要がある。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
BlackRock, Nasdaq seek rule change to list options on spot ethereum ETFs
(Reporting by Arasu Kannagi Basil in Bengaluru; Editing by Mohammed Safi Shamsi)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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