香港立法会議員、「ビットコインは財政準備金に導入する価値がある」と協議進める意向示す

ビットコインはデジタルゴールド

香港特別行政区立法会議員のジョニー・ン(Johnny Ng)氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を「デジタルゴールド」と評価し、適切な規制の下で財政準備資金に導入する価値があると7月29日主張した。

同氏は、2024年米大統領選の候補者であるドナルド・トランプ(Donald Trump)氏による「Bitcoin 2024」でのスピーチに触れ、ビットコインとWeb3はすでに世界各国から注目され、発展していると指摘。また香港は積極的に技術・金融イノベーションを推進するハブになっていると続けた。

同氏は今後、ビットコインを金融準備金に含めることの実現可能性について香港の様々な関係者らと議論し、状況を都度報告すると述べている。

トランプ氏は7月27日、テネシー州ナッシュビルで開催された「Bitcoin 2024」に登壇し、自身が大統領になった際に実行する暗号資産(仮想通貨)関連の公約についてのスピーチを行った。その中で、大統領就任1日目に米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長を解雇し、米国の未来を築いていく信条のある新たな人物を委員長に任命すると宣言。また米政府が過去の強制措置で没収し保有している約213,000ビットコイン(約152億ドル相当)を売却せず、すべて保有し、「戦略的な国家ビットコイン備蓄の中核」とすると述べ、聴衆から賞賛を浴びた。

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images:iStocks/LongQuattro・Rawpixel

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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