DMMのweb3子会社「DM2C Studio」、「DMM Crypto」に社名変更

DM2C StudioがDMM Cryptoに社名変更

DMM.comのweb3子会社であるDM2C Studioが、DMM Crypto(ディーエムエムクリプト)への社名変更を7月30日発表した。

新社名は、同日より変更したとのこと。また同社より2024年内に発行予定のトークン名称も「DM2P」から「Seamoon Protocol(SMP)」へと変更したことも併せて発表されている。

DMM Crypto(旧DM2C Studio)は、DMM.comがブロックチェーンゲーム、NFTプロジェクトなどのweb3事業を展開することを目的に2023年1月に設立したDMMのグループ会社だ。独自トークンを利用したデジタル空間における新たなエンタメ体験を提供するため、web3プロジェクト「Seamoon Protocol」を2023年に開始。Oasys Layer2上の独自ブロックチェーン「DM2 Verse」の公開や、前述した独自トークンの発行、ブロックチェーンゲームなどの提供を予定している。

なお同社は昨年12月、プライベートラウンドにて約3.4億円の資金調達を実施。本格的なグローバル展開を見据えた戦略的パートナーシップの締結を目的に、同社としては初の資金調達を行った。

ちなみにこのラウンドを主導したのは、エンタメ領域に特化した世界最大級のベンチャーキャピタルであるギャラクシーインタラクティブ(Galaxy Interactive)。その他にもシマキャピタル(Shima Capital)、ビットフィネックス(Bitfinex)、マーブレックス(MARBLEX)、スクウェア・エニックス・ホールディングス、プラネタリウムラボ(Planetarium Labs)、マスクネットワーク(Mask Network)、ディファイマンズ(DeFimans)が出資参加している。

その他DMM Cryptoは、今年7月11日にweb3ゲームプラットフォーム提供のImmutable(イミュータブル)との提携を発表している。

この提携は、両社の相互でのマーケティング支援を通じて、web3ゲームタイトル間のコラボレーション、プラットフォーム間の相互送客、マーケティング支援を目的にしているという。イミュータブルは英語圏、DM2C Studioはアジア圏を中心とするユーザーコミュニティを持っており、相互にマーケティング活動を支援することで、それぞれのグローバル展開を推進するとのことだ。

関連ニュース

参考:DMM
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/19話題】グーグルクラウドの新RPCサービス「Blockchain RPC」、BitGoが独自ステーブルコイン「USDS」など(音声ニュース)

グーグルクラウド、新RPCサービス「Blockchain RPC」開始、カストディ大手BitGo、独自ステーブルコイン「USDS」を来年1月に発行へ、英レボリュート、独自ステーブルコイン発行を計画中か=報道、サークルの米ドルステーブルコイン「USDC」、ブラジルとメキシコの法定通貨から直接利用可能に、コインベースにZetachain(ZETACHAIN)とAleo(ALEO)上場へ、TON財団とカーブファイナンスが提携、TON基盤のステーブルコインスワップ開始、ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開、テザー社、2024年Q2の監査情報を開示。1184億ドルの準備金を保有

広告

ビットコインL2「スタックス(STX)」がアプトス(APT)と統合、BTC導入に向け

スマートコントラクト導入のビットコイン(BTC)レイヤー2ネットワーク「スタックス(Stacks)」が、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」と統合し、「アプトス」上でのBTC導入を計画している。両プロジェクトが暗号資産メディア「ディクリプト(Decrypt)」の報道を引用する形で9月17日発表した