ビットトレード、フォビトークン(HT)取扱い廃止へ

ビットトレードがフォビトークン(HT)を取扱い廃止

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレード(BitTrade)が、フォビトークン(HT)の取扱い廃止予定を7月23日発表した。8月26日14:00を予定に取り扱い廃止をするという。

なお取り扱い廃止の理由は、「グローバルでの流動性の低下によりビットトレードでのカバー取引やプライス生成の継続が困難であり、ユーザーに対する安定的なサービス提供をし続けることが難しいと判断したため」とのことだ。

フォビトークンは、海外で暗号資産取引所を展開するフォビグローバル(Huobi Global)によって発行されたイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上のトークンだ。フォビトークンを利用した取引手数料の割引などが利用用途としてあげられている。

ビットトレードでは全通貨ペアの取引手数料無料化にあたり、フォビトークン保有またはフォビトークンで支払う場合の売買手数料割引を廃止すると7月17日にアナウンスしていた。

なお国内においてフォビトークンを取り扱う暗号資産取引所はビットトレード以外なく、同トークンの保有ユーザーは取り扱い廃止にあたり、自身が保有するノンカストディアルウォレットへフォビトークンを送金するか、そのまま日本円へ変換する必要がある。

なおビットトレードによると外部への送金停止および販売所における取り扱い停止は、8月26日14:00とのことだ。

また同日同時刻以降にビットトレードの口座に保有されているフォビトークンについては、同取引所が適当と判断する方法にて売却し、9月4日より順次、日本円に換金したうえでユーザーの口座の日本円残高に反映させるという。

フォビトークンの売却が困難であるとビットトレードが判断した場合は、同取引所にて管理したうえで、取扱廃止日である2024年8月26日から起算して5年間、ユーザーの返還請求等に応じてフォビトークンを指定されたアドレスへ出金(送付)するとのこと。

そして5年を経過した2029年8月26日以降については、ユーザーから返還請求が行われた場合でも、フォビトークンが返還されない場合があるとのことだ。

関連ニュース

参考:ビットトレード

関連するキーワード

#HT

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告