バイナンスジャパンがレンダートークン(RNDR)取扱一時停止へ、ソラナ移行でJVCEA承認まで

バイナンスジャパンがRNDR取扱一時停止へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)が、暗号資産レンダートークン(RNDR)の入出庫および取引一時停止について7月16日発表した。

発表によると今回の対応は、レンダートークンのソラナ(Solana)チェーン移行に伴うもの。バイナンスグローバルではティッカーコードをRNDRからRENDERに変更し、リブランディングをサポートするという。

ただしバイナンスジャパンでは、ソラナチェーン移行後のRENDERのサービス提供について、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の審査にて承認を得る必要があるとのこと。そのため今回バイナンスジャパンはレンダートークンの取り扱いを段階的に一時停止するという。取り扱い再開時期等の詳細は確定次第別途通知されるとのことだ。

なおソラナチェーン移行に伴うユーザーのレンダートークン保有数量への影響はないとのこと。JVCEAの審査が承認されるまでの間、ウォレットにおいて同トークンの残高が一時的に非表示となり、入出庫や取引が行えなくなるという。またソラナチェーン移行後は現在のイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のRNDRの入出庫はサポートされないとのことだ。

国内においてレンダートークンはバイナンスジャパンの他、ビットバンクおよびビットフライヤーが取り扱っている。そのため両取引所においても、JVCEA審査承認までの間は取り扱いが一時停止すると思われる。なお記事執筆時点で両取引所からのアナウンスはされていない。

バイナンスジャパンのレンダートークン取り扱い一時停止のスケジュール

今回の対応にてバイナンスジャパンでは、取引所・販売所(バイナンス販売所・購入売却)・入出庫におけるレンダートークンの取り扱いを一時停止する。

取引所では、7月22日正午ごろよりレンダートークンの新規注文受付を停止。同トークンを対象とした現物取引Botサービスについても同時に一時停止するとのこと。対象となる取引ペアはRNDR/BTCとなる。

また販売所におけるバイナンス販売所(交換)では、7月18日正午から7月22日11:00までの間は、RNDRの取引は売却のみ可能となる。7月22日11:00以降はRNDRの取引は一時停止になるとのこと。また暗号資産の購入・売却においては7月18日正午よりRNDRの取引ペアは一時停止となる。

そして入出庫については、7月22日12:30頃より一時停止するとのことだ。

バイナンスジャパンの取り扱い銘柄

バイナンスジャパンの取り扱い暗号資産は現在レンダートークンを含め全52銘柄だ。

現在の同取引所の取り扱い銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビルドアンドビルド(BNB)、カルダノ(ADA)、アルゴランド(ALGO)、アスター(ASTR)、コスモス(ATOM)、アバランチ(AVAX)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チリーズ(CHZ)、ダイ(DAI)、ドージコイン(DOGE)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、イーサリアムクラシック(ETC)、アイオーエスティー(IOST)、ジャスミー(JASMY)、チェーンリンク(LINK)、ライトコイン(LTC)、ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)、オントロジー(ONT)、クアンタム(QTUM)、ザ・サンドボックス(SAND)、シバ(SHIB)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、ステラルーメン(XLM)、リップル(XRP)、テゾス(XTZ)、ジリカ(ZIL)、ヘデラハッシュグラフ(HBAR)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、イミュータブルエックス(IMX)、アービトラム(ARB)、ザ・グラフ(GRT)、レンダートークン(RNDR)※取扱一時停止へ、ディセントラランド(MANA)、イオス(EOS)、ガラ(GALA)、エイプコイン(APE)、クレイトン(KLAY)、リスク(LSK)、ラップドビットコイン(WBTC)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)、マスクネットワーク(MASK)、サイバーコネクト(CYBER)、アプトス(APT)となっている。

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参考:バイナンスジャパン

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。