SBIが教保生命保険と提携、韓国のSTO事業創出で

SBIが教保生命保険と提携

SBIホールディングスおよびSBIデジタルアセットホールディングスが、韓国の教保生命保険グループとの戦略的業務を7月4日発表した。

この提携は、テクノロジーを活用したデジタル金融の領域における協力関係を強化するものだ。

各社はこの提携により、STO(セキュリティトークン)領域における、韓国国内でのデジタル金融エコシステム及びコンソーシアムの構築を通じて、新たなビジネスチャンスを創出するべく包括的な協業を行っていくとのこと。

特に各社は、STの発行・流通における機会や課題を共同で特定し、それらに関する研究を実施する予定とのことだ。

また教保生命グループ内でSTO事業を管轄する教保証券との事業シナジーも期待されるという。教保証券は、ST関連の市場機会を捉え的確に対応すべく、戦略立案タスクフォースの運営などST市場への参入を推進してきたとのこと。

教保証券は、証券会社間のネットワーク・コンソーシアムの構築など、グローバル・スタンダードに適合したSTO事業を展開するべく準備しているとのこと。

なおこれまでもSBIグループと教保生命保険グループは、東南アジアでのデジタルプラットフォーム関連企業に投資するベンチャーファンドを2022年に共同設立するなど、ベンチャーキャピタルやフィンテック分野で協業を進めてきたとのことだ。

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参考:SBI
images:iStock/Muhammad-Farhad

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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