暗号資産投資サービス提供「アブラ」、財務管理ソリューション提供開始、企業やファミリーオフィス向けに

Abraが財務管理ソリューション提供開始

暗号資産(仮想通貨)投資サービス及び資産管理プラットフォーム提供のアブラ(Abra)が、デジタル資産の財務管理ソリューション「アブラトレジャリー(Abra Treasury)」の開始を7月1日発表した。

「アブラトレジャリー」では、デジタル資産の保管や取引、借入、利回りサービスを、カスタマイズされた個別管理口座(SMA)を通じて、企業やファミリーオフィス、非営利団体向けに提供するとのこと。

この口座ではクライアントが資産の所有権を保持し、その所有権などをブロックチェーン上で検証できるという。これによりクライアントは資産が安全に管理されていることを確認できる。

具体的には、企業が「アブラトレジャリー」を利用した場合、企業が保有する現金や暗号資産のバランスシートを最適化し、利回りの最大化、インフレリスクの緩和、借入による流動性の獲得を狙えるという。また暗号資産事業を行う企業と連携した際は、従業員がBTCやETHを受け取るボーナスプログラムを管理するサービスも提供されるとのこと。

またファミリーオフィスが「アブラトレジャリー」を利用した場合は、BTC、ETH、SOL、ステーブルコインで利回りを生成して、保有資産を担保に借り入れることで、長期的な資産保全に向けたデジタル資産戦略を策定できるという。

そして非営利団体が「アブラトレジャリー」を利用した場合は、暗号資産への投資を通じて寄付額を最大化し、寄付の持続可能性を高められるとしている。

なお「アブラトレジャリー」は、米証券取引委員会(SEC)に登録されている投資顧問会社「アブラキャピタルマネージメント(Abra Capital Management LPACM)」が運営するサービスとのことだ。

関連ニュース

参考:リリース
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された