バイナンスジャパン、ネム(XEM)上場廃止へ

バイナンスジャパンがXEM上場廃止へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)が、暗号資産ネム(XEM)の上場廃止予定を7月2日発表した。

バイナンスジャパンでのXEM取り扱い廃止は9月18日0:00が予定されている。9月17日12:00まで引き出し(出庫)が可能。18日時点で預け入れられたままのXEMは「バイナンスジャパンが適当と判断する時期および方法にて返還する」とのことだ。

バイナンスジャパンでは、Binance Global(バイナンスグローバル)にて既にXEMの上場廃止決定がなされたことを受け、6月11日よりXEM取り扱いの一部を一時停止し、送金のみの対応となっていた。

発表によるとバイナンスグローバルでのXEM上場廃止は、「流動性や取引量等の観点から一定の基準を満たさない銘柄」として判断されたようだ。バイナンスジャパンでは本体での廃止を受け、サービス提供に支障が生じる可能性があるため、上場廃止を決定したとのことだ。

これによりバイナンスジャパンの取り扱い暗号資産は全52銘柄となった。

現在の同取引所の取り扱い銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビルドアンドビルド(BNB)、カルダノ(ADA)、アルゴランド(ALGO)、アスター(ASTR)、コスモス(ATOM)、アバランチ(AVAX)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チリーズ(CHZ)、ダイ(DAI)、ドージコイン(DOGE)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、イーサリアムクラシック(ETC)、アイオーエスティー(IOST)、ジャスミー(JASMY)、チェーンリンク(LINK)、ライトコイン(LTC)、ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)、オントロジー(ONT)、クアンタム(QTUM)、ザ・サンドボックス(SAND)、シバ(SHIB)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、ステラルーメン(XLM)、リップル(XRP)、テゾス(XTZ)、ジリカ(ZIL)、ヘデラハッシュグラフ(HBAR)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、イミュータブルエックス(IMX)、アービトラム(ARB)、ザ・グラフ(GRT)、レンダートークン(RNDR)、ディセントラランド(MANA)、イオス(EOS)、ガラ(GALA)、エイプコイン(APE)、クレイトン(KLAY)、リスク(LSK)、ラップドビットコイン(WBTC)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)、マスクネットワーク(MASK)、サイバーコネクト(CYBER)、アプトス(APT)となっている。

なお現在国内暗号資産取引所においてXEMを取り扱っているのは、ビットフライヤー、FTX Japan(サービス停止中で現物なし)、GMOコイン、ビットトレード 、DMM Bitcoin(一部サービス停止中で現物なし)、Zaif、コインチェック(6/28より入出金のみ)となっている。

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参考:バイナンスジャパン
image:iStocks

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。