米SECがコンセンシスを提訴、MetaMaskのスワップとステーキングの証券法違反で

SECがコンセンシスを提訴

米証券取引委員会(SEC)が、米コンセンシス(Consensys)に対し6月28日提訴した。コンセンシス提供の「メタマスクスワップ(MetaMask swaps)」のサービスについて、ブローカー登録を行わなかったとSECは主張している。

またSECは、コンセンシスによる暗号資産のステーキングプログラムが、特定の証券の売り買いを行う登録も怠っていたとも指摘している。

SECは、ニューヨーク州ブルックリンにある連邦地方裁判所に提出された訴状の中で、コンセンシスが「無登録ブローカーとしての行為」を通して2億5000万ドル以上の手数料を徴収していたと述べた。

コンセンシスは、ロイターからのコメント要請にすぐには応じなかった。

今年4月にコンセンシスは、イーサリアム(Ethereum)の規制に関連して、米SECに対して提訴している。同社は「コンセンシスや、おそらくその他企業に対する臨時の執行措置を通じてイーサ(ETH)を不法に規制しようとしている」と主張していた。

また6月19日には、コンセンシスが同社公式Xより、「SECのETHに関する調査が終了したとの通知を受けた」と報告。ただしコンセンシスは引き続き、SECにはイーサリアム上に構築されたソフトウェアインターフェースを規制する法的権限がないとする裁判所の判決を求め、SECへの訴訟を続けると述べている。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
US SEC sues blockchain software technology company Consensys
(Reporting by Kanishka Singh in Washington and Hannah Lang in New York)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。