コインベースなど主要取引所にイーサL2の「Blast(BLAST)」上場

コインベースにBLAST上場

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産ブラスト:Blast(BLAST)の取り扱い予定を6月27日に発表した。

BLASTの取り扱いは「コインベース(Coinbase:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で行われる。ただし、コインベースのサービス提供地域のうち一部は対象外になる可能性があるとのこと。

なおBLASTはコインベースだけでなく、バイビット(Bybit)やゲート(Gate.io)、クーコイン(Kucoin)、ビットゲット(Bitget)、HTXなどの主要な取引所にもすでに上場している(なおバイナンスには未上場)。

コインベースで取り扱われる取引ペアは、BLAST-USDとなっている。またすでに取引は開始されている。

またコインベースで取り扱われるBLASTは、ブラスト(Blast)上のERC-20トークンのみであり、それ以外の規格のトークンをコインベースのアカウントに送信すると失われる可能性があるため注意が必要だ。

ちなみにBLASTは、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。

「ブラスト(Blast)」はオプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)を採用したイーサリアムのL2ネットワーク。同ネットワークは「ネイティブ・イールド」という仕組みにより、預け入れたイーサリアム(ETH)およびステーブルコインに対して自動的に利回りが提供される特徴がある。該当するトークンをブリッジし保有しておくと残高が自動で増えていくとのことだ。

BLASTは「ブラスト」のネイティブトークンで、6月26日にエアドロップが行われた。「ブラスト」上のプロジェクトを利用することで獲得できたポイントである「ブラストポイント」および「ブラストゴールド」の保有量に基づいてエアドロップされた。

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images:iStocks/dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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