VanEckが「イーサリアム現物ETF」のフォーム8-A提出、有識者は7/2承認の可能性を示唆

イーサリアム現物ETF承認間近か

資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、米証券取引委員会(SEC)にイーサリアム(ETH)現物上場投資信託(ETF)の申請書「フォーム8-A」を6月25日提出した。

「フォーム8-A」は、証券を取引所で売り出す前に提出しなければならない申請書類で、特定クラスの有価証券登録書(Registration of Certain Classes of Securities)および略式登録書(Short-form Registration Statement)としても知られている。1934年証券取引法(Securities Exchange Act 1934)に基づき、企業が証券を上場または取引所に上場し、一般提供するために登録する主要な書式の1つだ。

この動きを受けてブルームバーグのアナリストであるエリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏は、「ヴァンエックが現物ビットコインETFの8-Aを提出したのはローンチの1週間前である」とし、ともするとイーサリアム現物ETFが7月2日にも承認されうるのではないかと推測。「CEOがツイートしてから24時間以内に提出されたことも注目に値する」と述べている。

SECは5月23日、バンエックとアークインベストメント(ARK Investment)/21シェアーズ(21Shares)、ブラックロック(BlackRock)を含む9社の発行体による現物イーサリアムETFの上場申請(19b-4申請)を承認。しかし、取引開始前に承認が必要となるS-1登録申請書についてはまだ承認していない。

SECのゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長は6月、上院銀行委員会の公聴会でイーサリアム現物ETFのS-1申請を今夏中に承認する可能性があると発言していた。

関連ニュース

参考:申請書
images:iStock/AndreyPopov・sumkinna

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告