パンテラが「Pantera TON Investment Opportunity」設立
暗号資産(仮想通貨)特化の資産運用会社パンテラキャピタル(Pantera Capital)が、レイヤー1ブロックチェーン「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」への出資を目的としたファンド「パンテラTON投資機会(Pantera TON Investment Opportunity)」を設立した。暗号資産メディア「ブロック(The Block)」が6月21日報じた。
パンテラキャピタルは「パンテラTON投資機会」における資金調達ラウンドの実施を投資家に向けてメールで知らせたとのこと。メールにはこの調達ラウンドに参加する為のフォームと、出資者1人あたりの最低出資額が25万ドル(約4,000万円)であることが記載されていたという。
なおこの調達ラウンドに参加する投資家は今月21日までにフォームへの登録が必要だった。
なおパンテラキャピタルは今年初めにも「TON」に出資をしている。今回「パンテラTON投資機会」で「TON」への出資が実施されれば、パンテラキャピタルによる「TON」への出資は計2回となる。なお1回目の出資額は明かされていない。
ちなみにパンテラキャピタルは、2025年第1四半期に「パンテラファンド5(Pantera Fund V)」の初回クローズを予定しており、その目標額は10億ドル(約1,600億円)とのこと。このファンドでは、初期段階のプロジェクトのプロトコルトークンに積極的に投資していき、3年から4年の間はそのプロジェクトを支援していくという。
なお「パンテラファンド5」は、パンテラキャピタルがブロックチェーン分野を全て網羅することを目的に2021年に設立したファンド「パンテラブロックチェーンファンド4(Pantera Blockchain Fund IV)」に続く動きとなっている。
オープンネットワークとは
「オープンネットワーク」はメッセージングアプリ「テレグラム(Telegram)」が開発に関わったパブリックブロックチェーン。同チェーンは、テレグラム内で利用されている分散型プラットフォームで、1秒あたり数百万件のトランザクション処理(TPS)を備えた拡張性の高いフレームワークとなっている。
また同プラットフォームは「テレグラム」でweb3エコシステムを構築し、2028年までに8億人のユーザーがデジタルIDやデータ、資産を所有可能にすることを目標としている。
なお国内において、暗号資産TONはビットポイント(BITPOINT)、オーケーコインジャパン(OKCoinJapan)、ビットトレード(BitTrade)にて取り扱われている。
Pantera recently made the largest investment in its history in #TON.
— Dan Morehead (@dan_pantera) June 24, 2024
TON is a Layer 1 network originally designed by Telegram and continued by the open source community. We believe TON has the capacity to introduce crypto to the masses because it is used extensively within the…