ソニックが約19億円調達
ゲーム特化のソラナ(Solana)のレイヤー2「ソニック(Sonic)」が、1,200万ドル(約18.9億円)のシリーズA資金調達ラウンドの完了を6月18日発表した。
この調達ラウンドはビットクラフト(BITKRAFT)が主導し、ギャラクシーインタラクティブ(Galaxy Interactive)、OKXベンチャーズ(OKX Ventures)、サンクターキャピタル(Sanctor Capital)、ミラーナベンチャーズ(Mirana Ventures)、ビッグブレインホールディングス(Big Brain Holdings)、サイファーキャピタルグループ(Cypher Capital Group)、マスクネットワーク(Mask Network)などのVCが参加している。
今回のラウンド完了により調達総額は1,600万ドル(約25.3億円)になったとのこと。なお調達した資金の具体的な使用用途については発表されていない。
「ソニック」は、web3ゲームインフラストラクチャ開発のミラーワールド(Mirror World)が手掛けた、初のモジュール式ソラナ仮想マシン「Solana Virtual Machine(SVM)」を搭載したチェーン。同チェーン上のゲーム開発者はゲーム専用のロールアップを作成でき、処理したリクエストはソラナに戻せるように設計されているという。
また「ソニック」の「SVM」には核となる技術である「ハイパーグリッド(HyperGrid)」が搭載されており、ゲーム開発者は「ソニック」の利用により、独自のゲームエンジンやアプリケーションをソラナ上で展開できるとのこと。
さらに「ソニック」ではソラナの高速スループットを享受しながら、カスタマイズ可能なブロックチェーンエコノミーを構築できるとのこと。また開発者には、決済インフラストラクチャ用のツールや、web3ゲームを構築する為に必要なユーザーエンゲージメントツールも提供されているとのことだ。
We are excited to announce that Sonic, developed by Mirror World, has completed a $12M Series A funding round led by @BITKRAFTVC, bringing our total capital raised to $16M. 🎉
— Sonic (Odyssey Now Live ⚡️) (@SonicSVM) June 18, 2024
Sonic is the first atomic SVM Layer 2 built to enable sovereign game economies on @solana. pic.twitter.com/nBAJghORt0
関連ニュース
- 今、ソラナ(Solana)が注目な理由、PayPalステーブルコイン対応やアップデートなど
- The Sandbox、転換社債で2000万ドル調達
- コロプラの「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」のIEO、調達額が国内最大の15億超に。購入申込み開始13分で
- web3ゲーム開発のMurasakiが約4700万円調達、サッカー町田浩樹選手や東北スパークルらから
- アニモカブランズが約29億円の資金調達、新プロジェクト「Mocaverse」推進へ
images:iStocks/BadBrother