Doodlesのアバター作成プラットフォーム「stoodio」、イーサL2「Base」に移行へ

Flowから移行

NFTプロジェクト「ドゥードゥルズ(Doodles)」所有者専用プラットフォーム「ストゥーディオ(stoodio)」が、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ベース(Base)」に移行する。「ドゥードゥルズ」公式Xより6月17日発表された。

また暗号資産メディアのディクリプト(Decrypt)によれば、この移行に伴い、ストゥーディオはダッパーラボ(Dapper Labs)開発のブロックチェーン「Flow(フロウ)」を離れることになるという。発表によれば、ベースへの移行は今年7月になるという。

「ドゥードゥルズ」は、バーント・トースト(Burnt Toast)氏が2021年10月に「イーサリアム(Ethereum)」基盤で始めたNFTプロジェクトだ。「ストゥーディオ」は、「ドゥードゥルズ」所有者がキャラクターの肌や髪、ウェアラブルなどをカスタムできるプラットフォームである。

なお「ベース」は、「オプティミズム(Optimism)」の技術に基づいたブロックチェーン開発用ソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」を用いて米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が構築したL2ネットワーク。ネットワークトークンの発行予定は無く、ガス代(トランザクションフィー)としてはブリッジしたETHが使用されている。

ドゥードゥルズは今回の「ベース」移行の発表にて、「私たちの使命は、メディアの開発、流通、所有に革命を起こすこと」だとし、「IP開発の未来は、コミュニティが消費するだけでなく、共同創造し、その価値に応じて報酬を得る、ダイレクト・トゥ・ファン体験になる」と見ているという。

ドゥードゥルズは、ベースへのオンボーディングの容易さが、新たなユーザーを取り込むとも伝えている。

7月からの移行により、今後発表されるストゥーディオの様々な機能が、今後「ベース」上で構築される予定だという。

具体的には、「メディアへのトークン化されたアクセス」、「カスタマイズ可能なUGCツール」、「クエストとゲーム」、「ロイヤリティプログラムとリワード」等が予定されているという。

また、今回の発表を記念してNFTミントプラットフォーム「ゾラ(ZORA)」でNFT「Base x Doodles」がミント可能になっている。なお同NFTは無料だが、手数料及びガス代は必要だ。

なおプロジェクトのフロウからの離脱について、ドゥードゥルズのCEOであるジュリアン・オルギン(Julian Holguin)氏はディクリプトに対し、既存コミュニティーがフロウ以外の場所にあったと述べ、将来的にインターネットネイティブでオンチェーンのエンターテインメント・スタジオを作る上で、コア・ベースにとって真にやりがいのあるリッチな体験を創造する必要があるとの思いを明かしている。

関連ニュース

参考:Decrypt
images:iStocks/Foryou13

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告