USDC発行の米サークル、「プログラマブルウォレット」をソラナ対応開始

サークルがプログラマブルウォレットをソラナ対応へ

米ドルステーブルコイン「USDC」等を発行するサークル(Circle)が、同社提供の「プログラマブルウォレット(Programmable Wallet)」のソラナ(Solana)対応開始を6月12日発表した。

「プログラマブルウォレット」は、開発者が構築したアプリケーションに暗号資産(仮想通貨)ウォレットを組み込むことができる「Wallet-as-a-Service」だ。これによりアプリユーザーに対し、暗号資産(仮想通貨)やNFTなどのデジタル資産へのアクセスを簡単に提供可能になるという。

なお現在「プログラマブルウォレット」はソラナの他、イーサリアム(Ethereum)、アバランチ(Avalanche)、ポリゴン(Polygon)上でも利用可能だ。

また「プログラマブルウォレット」の他に「ガスステーション」もソラナ対応を開始するという。これにより開発者には、ソラナ上でエンドユーザーに代わって取引手数料を支払う機能が提供されるとのこと。

「ガスステーション」では、ユーザーのガス代を開発者が支払えるようになっている。これにより開発者が自身の展開するプロダクトへユーザーをオンボーディングさせる上で、ユーザーはガス代として必要となるネットワークのネイティブトークンを用意せずに済む。

そしてサークルによる「プログラマブルウォレット」と「ガスステーション」のソラナ対応後は、NFTやスマートコントラクトプラットフォームを介したプログラムのソナラ展開が実施されるという。これによりブランドロイヤルティ及びゲームによるNFTの統合や、ソラナ上で独自のプログラムを展開する機能がリリースされるとのこと。

なおサークルは同社提供のweb3サービスを段階的にソラナへ対応していくとしており、「プログラマブルウォレット」によるソラナ対応はその取り組みの最初の段階とのことだ。

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参考:サークル
images:iStoks/style-photographyl

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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