Fireblocksがコインベース米国外取引所と提携、顧客の取引業務を保護

Fireblocksがコインベース米国外取引所と提携

米Fireblocks(ファイアブロックス)が、Coinbase International Exchange(コインベースインターナショナルエクスチェンジ)との提携を6月10日発表した。

これによりファイアブロックスの顧客は、同社のネットワークを介してコインベースインターナショナルエクスチェンジのアカウントに接続が可能となり、これによりファイアブロックスのガバナンスとポリシールールのもと出金や入金などの取引所業務が保護されるとのことだ。

具体的にはファイアブロックスの「Fireblocks Policy Engine」により、顧客は取引所の入出金業務にユーザーロール(システム上で行える操作を定義したもの)、ガバナンスポリシー、承認ワークフローを設定でき、内部関係者が取引所口座から資金を一方的に移動させないよう保護ができるとのこと。

また顧客は「Fireblocks Console」またはAPIから、「接続された取引所・Fireblocks wallet・ネットワーク取引相手・ホワイトリストに登録されたアドレス」などの間で、シームレスに入金・出金・リバランスが行えるという。

「Fireblocks Console」では、接続されている全てのアカウントの統合ビューを顧客に提供。顧客の資産・残高・トランザクションを監視するとのことだ。

コインベースインターナショナルエクスチェンジのCEOであるウスマン・ナイーム(Usman Naeem)氏は、「機関投資家やリテール顧客向けのサービスを拡大し続ける中で、今回の提携は、当社のグローバルな顧客に堅牢で信頼性の高い取引インフラを提供するという当社のコミットメントを強調するものです」とコメントしている。

ファイアブロックスは、機関投資家向けにデジタル資産の移動、保管、発行のためのインフラを提供するプラットフォームをグローバルに展開する企業。

コインベースインターナショナルエクスチェンジは、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)が米国外で展開する、オフショアデリバティブ取引所だ。

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参考:ファイアブロックス
images:iStocks/your_photo・Irina-Shibanova

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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