ドイツ銀行がビットパンダと提携
独メガバンクのドイツ銀行(Deutsche Bank)はオーストリアの暗号資産(仮想通貨)交換業者ビットパンダ(BitPanda)と提携し、顧客の入出金を処理する。両社がロイターに明らかにした。
暗号資産業界は、関連取引が多かったシルバーゲート・キャピタル(Silvergate Capital)、シグネチャー銀行(Signature Bank)、シリコンバレー銀行(Silicon Valley Bank:SVB)が2023年に破綻してから特に銀行との提携が困難になっていた。
今回の両社の提携でドイツ国内のビットパンダに関する入出金がドイツ銀行を経由することになる。一部の銀行は顧客が暗号資産取引所に送金することを認めていない。
規制当局はこれまで、両社の関係が深まるにつれ、暗号資産市場の混乱が主流金融に波及することへの懸念を示しているが、アナリストによれば両社の結び付きはまだ限定的だ。
ドイツ銀行も厳選したパートナーとのみ提携する「非常に慎重な」アプローチを取っていると説明。香港を拠点とする暗号資産取引所ハッシュキー(HashKey)とも同様のパートナーシップを結んでいるが、ビットパンダは欧州・中東・アフリカ地域では初めての提携先という。
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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
ドイツ銀、オーストリア暗号資産交換業者と提携 顧客の入出金処理
(Elizabeth Howcroft)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters