SBI、「Messari Japan」等運営のDeFimansを完全子会社に

DeFimansがSBIデジタルハブの完全子会社に

国内web3関連企業のDeFimans(ディファイマンズ)が、SBIホールディングスの子会社SBIデジタルハブの完全子会社になったことを6月3日発表した。

なおDeFimansとSBIデジタルハブは、2023年10月にweb3領域のコンサルティングに係る業務提携契約を締結し、連携を進めていた。

SBIデジタルハブは、DX及びweb3に関連した新事業開発・立上げや事業推進に関する各種コンサルティングサービスを提供する企業。SBIホールディングスおよびプロジェクトカンパニーが2022年11月に共同設立している(出資比率:SBIHD95%・PC5%)。

またDeFimansは、web3事業立上げ・グローバル展開サポートに係る伴走支援、エクイティ及びトークンを用いた資金調達・M&Aに係るファイナンシャルアドバイザリー、スタートアップ企業のバリューアップなどの他、大手web3リサーチファーム「メッサリ(Messari)」の日本窓口にも従事している。

今後両社は、「直接関連事業会社間のシナジーの最大化」と「SBIグループのシナジー追求」に取り組んでいくとのこと。

「直接関連事業会社間のシナジーの最大化」では、DeFimans、SBIデジタルハブ、SBIホールディングスの子会社でありweb3に関するリサーチ・コンサルティング事業を展開するHashHub(ハッシュハブ)といったSBIの直接関連事業会社それぞれの強みにより、顧客に最高品質のコンサルティング・サービスを提供するとのこと。

また「SBIグループのシナジー追求」では、SBIグループの暗号資産交換業者であるSBI VCトレードやビットポイントジャパン、NFT事業を展開するSBINFTとの連携により、上記コンサルティング・サービスの量及び質を向上させる他、直接関連事業者がハブとなり、SBIグループのweb3関連事業開発の量及び質を向上させると説明されている。

なお執行・運営体制については、小野暢思氏及び佐藤太思氏が引き続き代表取締役Co-CEOを務め、変更はないとのこと。また新たに取締役として、SBIデジタルハブの代表取締役会長兼社長である小川裕之氏、SBI VCトレードの代表取締役社長である近藤智彦氏、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)代表取締役社長の朏仁雄氏らが就任するとのことだ。

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参考:SBI
images:iStocks/-artsstock・zhudifeng

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。