L1ブロックチェーン「Sei(SEI)」、2回目のエアドロップ実施へ

L1ブロックチェーン「Sei」が2回目のエアドロップ実施へ

レイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」を運営する「セイ財団(Sei Foundation)」が、同ブロックチェーンのネイティブトークンである「SEI」の2回目のエアドロップ実施を5月29日に発表した。

「セイ財団」によると、今回のエアドロップでは27,421,200SEIが配布され、対象アドレスは43,052個であるとのことだ。なおすでにエアドロップの条件もすでに発表されており、公式サイトから自身への割り当てを確認することも可能だ。

エアドロップ条件は、「42SEI以上をステーキングする」、「42SEI相当のリキッドステーキングトークン(iSEIまたはstSEI)を保有する」、「セイ上の出来高上位8位以内のNFTコレクションのうち2つ以上を保有」の3つであり、それぞれ1ポイント、1ポイント、2ポイントが獲得できる。

トークンの割り当ては条件達成で獲得したポイントに応じて決定され、1ポイント獲得の場合は200SEI、2ポイント獲得の場合は3,000SEI、3ポイント以上獲得の場合は6,000SEIが割り当てられている。

エアドロップは請求する必要はなく、公式サイトにアクセスして利用規約に同意すれば配布時に自動的にアドレスに配布されるとのことだ。フィッシングサイトも登場しているため注意が必要だ。

利用規約の同意は、今後数週間後に予定されているSei v2リリースの「フェーズ3」開始時までに行う必要があり、「フェーズ3」開始時に自動的にトークンが送信される。

「セイ」は28日、同ネットワーク上にイーサリアムの仮想マシンである「EVM(イーサリアム仮想マシン)」環境を実装する大型アップグレード「v2アップグレード」のフェーズ2を完了した。フェーズ2では「EVM」の一般利用は不可能であり、今後フェーズ3に移行したタイミングでベータ版として「EVM」の一般利用が可能になる予定だ。

なお第1回のエアドロップは2023年8月に実施されている。対象となったのは、イーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴン(Polygon)、BSC(BNB Smart Chain)、オズモシス(Osmosis)といったブロックチェーンのアクティブユーザーだった。

「セイ」はコスモス(Cosmos)エコシステム上に構築されたブロックチェーンであり、トランザクションの並列処理が可能な高速ブロックチェーンである。「セイ」の「EVM」環境でもこの並列処理もサポートしており、イーサリアムと比べても高速な処理が可能になると期待されている。

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参考:Seiブログ
images:iStocks/Who_I_am

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。