ニューヨークでのXRPの取引が再開
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)は、ニューヨーク在住ユーザー向けに暗号資産XRPの取引を再開する。同社最高法務責任者のポール・グレワル(Paul Grewal)氏がXにて5月23日報告した。
グレワル氏は、「コインベースでのXRP取引がニューヨークで再び利用可能になった。私たちはあなたの声を聞き、州との強力なパートナーシップの下、仕事に打ち込こんだ。 そして今、私たちは復活を宣言する」と報告している。
コインベースは2019年に米国でのXRPのサポートを開始した。しかしXRP発行元のリップルラボ(Ripple Labs)と米証券取引委員会(SEC)のXRPの証券性をめぐる訴訟により、コインベースは2021年1月よりXRPの取引を停止していた。
またコインベースは2021年年末にXRPのサポートを再開したが、ニューヨーク在住ユーザーへのアクセスを制限していた。
なおSECとリップル社が争った「リップル裁判」では、XRPそれ自体は証券ではなく、個人向けに販売されるXRPは有価証券ではないとの判決が出ている。
XRP trading on @coinbase is available again in NY. We heard you and put in the work in strong partnership with the State. And now the word can be put out— we are back up.
— paulgrewal.eth (@iampaulgrewal) May 23, 2024
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