dYdX創業者アントニオ・ジュリアーノ、dYdX開発会社のCEO退任

dYdX創業者が開発会社のCEO退任

DEX(分散型取引所)dYdX(ディーワイディーエックス)の創業者であるアントニオ・ジュリアーノ(Antonio Juliano)氏が、dYdXの開発会社であるdYdX Trading(dYdXトレーディング)社のCEOを退任することを5月13日発表した。

発表によるとジュリア―ノ氏はCEO退任後、同社の会長兼社長に就任するとのこと。

CEO退任の理由は、創業者としてトレーディング社のビジョン設定に注力するためのようだ。

ジュリア―ノ氏は「創業者はその会社にとって本質的な存在であり、最高の会社は創業者のイメージで作られる。創業者の仕事は、ビジョンを設定し、そのビジョンを達成するためにアイデアの迷路を歩き、会社の文化を体現することだ。これができるのは創業者だけだ。CEOの仕事は会社を経営することだ。試合中に多くの決断を下し、毎日チームをまとめ、指揮を執る。企業文化を体現し、ビジョンを信じることだが、必ずしもそれを定義する必要はない」とし、

「(創業者とCEOの)重要な違いは、創業者は決して代わりが効かないが、CEOは代わりが効くということだ。もうひとつの重要な違いは、創業者がどれだけの業績を上げるかはあまり重要ではなく、創業者がどんな人物であるかの方がはるかに重要だということだ」とコメントしている。

なお新CEOには、イボ・クンコビッチ=ルブサメン(Ivo Crnkovic-Rubsamen)氏が就くとのことだ。同氏はdYdXのChief Strategy Officer(CSO)を務めていた人物だ。

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参考:dYdX
images:iStocks/Rawpixel・putilich

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。