BlockdaemonがUAE進出、アブダビグローバルマーケット(ADGM)に登録

BlockdaemonがADGMに登録

機関投資家向けブロックチェーンインフラ提供のBlockdaemon(ブロックデーモン)が、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)に登録されたことを5月13日発表した。これに伴い同社はアブダビにオフィスを設立し、UAEにおいてWeb3インフラ・ソリューションの運営・提供の拡大をするとのこと。

発表によるとブロックデーモンはUAEにて、ノードおよびバリデーター・インフラ・ソリューションの現地での利用や、MPCウォレット技術のセルフホスト化も行うとのことだ。

ブロックデーモンのCOOであるアモール・セクストン(Amor Sexton)氏は、「ブロックデーモンがADGMの登録局から認可を受けたことで、当社はこの地域における主要なWeb3インフラプロバイダーとしての足場を固めるだけでなく、ブロックチェーンインフラストラクチャで機関をサポートするという当社のコミットメントを確認することができました。(今回のADGMからの)この承認は、誠実さと信頼性をもって運営する当社の献身を強調するものです(一部略)」とコメントしている。

ちなみにブロックデーモンは今年3月、米コンセンシス(ConsenSys)提供の機関投資家向けweb3ウォレット「Metamask Institutional(メタマスクインスティトゥーショナル)」のステーキングのマーケットプレイスに、ステーキングプロパイダーとして採択されている。なおブロックデーモンの他にAllnodes(オールヌード)、Kiln(キルン)も採択されている。

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参考:ブロックデーモン
images:iStocks/LuckyStep48

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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