Tanéがオプティミズムのガバナンスに参加、a16z委任受け

Tanéがオプティミズムのガバナンスに参加

Tané(タネ)が、Optimism(オプティミズム)のガバナンス運営への参加を5月14日発表した。タネは、大手ベンチャーキャピタル(VC)のアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)から100万OPトークンの投票力の委任を受け、オプティミズムのガバナンスへ参加するとのこと。なお100万OPは日本円で約3.9億円相当となる。

オプティミズムは、Ethereum(イーサリアム)のレイヤー2スケーリングソリューション「OP Mainnet(OPメインネット)」とそのコードベースを元に作られたSDK(ソフトウェア開発キット)である「OPスタック(OP Stack)」を使ったチェーンの集合「スーパーチェーン(Superchain)」の運営・開発に取り組んでいるプロジェクト。

オプティミズムでは、Optimism Foundation(オプティミズム財団)からのエコシステムに関する提案をOPトークン保有者による投票によって採択の有無を決定し、運営を行っている。なお同DAOのユニークユーザーは650万人で、トレジャリー規模は51億ドル(約7,953億円)となっている。

タネは、ドバイ、ニューヨーク、東京の3拠点で活動するCrypto/Web3領域特化の投資事業を行う企業グループだ。同グループでは同事業に加え、バリデータなどのブロックチェーンのノード運用、グローバルなDAOの運営サポートを通して、エコシステムの一員として実務的な貢献を行っているという。

タネによると今回のa16zからのOP委任は、タネのDAOガバナンス運営におけるこれまでの貢献及び実績が世界レベルで評価されたものになるとのこと。

タネは、DAOガバナンスがDAOの意思決定を分散化し、プロトコル・プロダクトの方向性の決定や適切な運営を行っていくために重要な仕組みであると述べている。

なおa16zが今年3月に発表したオプティミズムのトークンデリゲーションプログラムCohort IVにて、タネは採択されていた。ちなみにタネの他にSEED Latam、she256、Illini Blockchain、Cornell Blockchainの4社が採択されている。

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参考:タネ
images:iStocks/mouu007

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。