公共財の新たな資金調達メカニズムの確立を目指すカンファレンス「Funding the Commons Tokyo」が7/24・25に国連大学で開催へ

「Funding the Commons Tokyo」が7/24・25に開催

オープンソース技術を活用した公共財の新たな資金調達メカニズムの確立を目指す国際カンファレンス「Funding the Commons」が、7月24日と25日に開催される。開催場所は東京都渋谷区の国連大学。開催時間については、両日共に現在未定となっている。

「Funding the Coomons」は、Web2、Web3にまたがる技術的発展により開けてきた公共財やコモンズへの資金循環の新たな可能性に関して、世界的な議論を行うためのカンファレンス。分散型ファイル ストレージ ネットワーク「Filecoin(ファイルコイン)」などを開発するプロトコルラボ(Protocol Labs)が中心となり、2021年より世界各国で開催されている。

次回の「Funding the Commons Tokyo」は、記念すべき第10回目の開催となる。なおこれまではニューヨーク、ボゴタ、リスボン、パリ、ベルリン、イスタンブール、台北、サンフランシスコにて開催されている(1、2回目はバーチャル開催)。

なお今回はDeSci Tokyoとの共催になるとのことだ。

「Funding the Commons」では、Web2、Web3、研究、慈善活動、産業を横断する公共財コミュニティを結びつけることを目指しているという。

ビジョンは、「人類が協調を大規模に行う際のインセンティブが、公共財を最優先にする経済の発展を推進する世界」とのこと。この世界では、「公共財に革新をもたらすトップクラスのグローバルタレント」が、「プロジェクト資本の継続的な流れに関連付けられ発展した影響評価システム」によって支援されるとのことだ。

「Funding the Commons Tokyo」で議論される想定テーマとして、「日本における公共財支援のためのイノベーション」、「公共財の設計メカニズム AI アライメント」、「人口減少から学ぶ & 公共財再考の緊急性」、「地域開発事例のグローバルな再現性」、「オープンソースカルチャー」が挙げれている。

また登壇者については、順次公開をしていくとのこと。

なお今後「Funding the Commons」では、影響評価者に関連付けられた公共財基金の創設を促進するとのこと。「Funding the Commons」コミュニティによって構想され孵化したプロジェクトに対し、同基金から資金提供することにより、「Funding the Commons」の影響拡大を目指しているとのことだ。

「Funding the Commons Tokyo」の参加費はクレジットカード払いにて60ドル。lumaの専用サイトより、参加申し込みおよびチケット購入が可能になっている。

開催概要

・日時:7月24日〜7月25日

・会場:国連大学

・Webサイト:https://fundingthecommons.io/tokyo-2024

・参加登録:https://lu.ma/ftc-tokyo-2024

・共同開催:DeSci Tokyo

・パートナー:UNICEF、Code for Japan、Plurality Tokyo、Fracton Ventures、ミツバチ

・スポンサー:Protocol Labs、Optimism、Octant、Filecoin Foundation、Drips、AI alignment network、Road to Devcon、De-Silo、Astrofiters

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あたらしい経済 編集部

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