米ロビンフッド、Q1は黒字転換 暗号資産事業の好調で

ロビンフッドがQ1決算で黒字転換

投資アプリ提供の米ロビンフッド・マーケッツ(Robinhood Markets)が8日に発表した第1四半期決算によると、同社の純利益は1億5700万ドルとなり、前年同期の5億1,100万ドルの赤字から黒字転換した。

1株利益は0.18ドルで、LSEGがまとめた市場予想の0.06ドルを上回った。暗号資産(仮想通貨)取引の好調と、金利上昇に伴う純金利収入が増益に寄与した。

純収入は前年同期比40%増の6億1,800万ドル。ロビンフッドの株価は時間外取引で一時3%近く上昇した。

米国では1月に代表的な暗号資産であるビットコインの現物で運用する上場投資信託(ETF)が承認され、暗号資産業界の市場心理が上向いた。

ただしロビンフッドは6日、自社プラットフォームで扱う暗号資産に関し、米証券取引委員会(SEC)から強制措置を事前通告する「ウェルズ・ノーティス」を受けたと発表している。

株式やオプションの取引も米経済が軟着陸するとの期待から小口投資家が市場に戻ったことから堅調で、取引収入は59%増加。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが追い風となり、純金利収入は22%増の2億5,400万ドルとなった。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
ロビンフッド、第1四半期は黒字転換 仮想通貨事業好調
(Sri Hari N S Niket Nishant)

images:Reuters

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あたらしい経済 編集部

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