米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加

セキュリタイズがブラックロックらから資金調達

デジタル資産発行プラットフォーム運営のセキュリタイズ(Securitize)が、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)主導による4,700万ドルの資金調達ラウンドの完了を5月1日発表した。

発表によるとこのラウンドには、米ナスダック上場のハミルトン・レーン(Hamilton Lane)とトレードウェブ・マーケッツ(Tradeweb Markets)、そしてデジタル資産投資会社のパラファイ・キャピタル(ParaFi Capital)が参加している。

またその他にもレイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」の開発会社アプトスラボ(Aptos Labs)、ステーブルコイン発行企業のサークル(Circle)およびパクソス(Paxos)も出資参加しているとのことだ。

セキュリタイズは今回調達した資金にて、プロダクト開発の加速とグローバル拠点の拡大を行い、金融サービスのエコシステム全体におけるパートナーシップをさらに強化すると述べている。

またセキュリタイズへの投資の一環として、ブラックロックの戦略的エコシステム・パートナーシップ担当グローバル責任者であるジョセフ・チャロム(Joseph Chalom)氏がセキュリタイズの取締役に就任するとのことだ。

今回の資金調達ラウンドを主導したブラックロックは今年3月、セキュリタイズと提携し、トークン化ファンド「ブラックロック・米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド(BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund:BUIDL)」をローンチしていた。

ブラックロックと提携したセキュリタイズはトークン化プラットフォームとして、トークン化された持ち分の管理・ファンドの申し込み・償還・分配に関する報告を行うとしている。

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参考:セキュリタイズ
images:iStocks/Sushiman・BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。