暗号資産決済スラッシュがライフカードと提携、「Slash Vプリカ SHOP」運営へ

スラッシュがライフカードと提携

スラッシュフィンテックリミテッド(Slash Fintech Limited)が、ライフカードとの業務提携を4月22日発表した。

これによりスラッシュは、「Slash Vプリカ SHOP」の運営を5月15日から開始するとのこと。同サービスにより、スラッシュ運営の暗号資産決済「スラッシュペイメント(Slash Payment)」で、Vプリカが購入可能となるという。

なお「Slash Vプリカ SHOP」で購入できるVプリカギフトは、メールやSMSで送れる「コードタイプ」のデジタルギフトとのこと。

スラッシュは、「暗号資産を決済手段として利用できるインフラが整備されることで、デジタルな価値の移動がなめらかになり、クリプト(ブロックチェーン・暗号資産の総称)と従来的なビジネスが統合された新しいエコシステムの創出が期待されます」とリリースで述べている。

また同社は、「Slash Vプリカ SHOP」により「日常的な買い物で暗号資産を利用する機会を創出することで、日本の暗号資産市場の発展に貢献することを当社は目指しており、両社が有する知識と知見を共有し、新しいデジタルな価値を創出、発展させてまいります」ともコメントしている。

「スラッシュペイメント」とは

「スラッシュペイメント」は、顧客が暗号資産で決済する際に支払先が受け取り希望する暗号資産を持たなくとも、顧客自らが保有する暗号資産が決済画面において自動的にスワップされ、支払先希望の暗号資産で支払いができるサービスだ。システムがDEX(分散型取引所)ルーターと連携することで、最適なレートで暗号資産をスワップする仕組みとなっている。

ユーザーが支払いに利用できる暗号資産は「スラッシュペイメント」がサポートするブロックチェーン上で発行されている1400以上の銘柄がサポートされているとのこと。また売り上げとして暗号資産を受け取る導入店舗側はUSDT・USDC・DAI・JPYC・wETHといったステーブルコインを選択して受け取りができるようになっている。また導入店舗は、コントラクトの発行を行うだけでQRコード/APIの利用が可能となっている。

現在同サービスではマントルネットワーク(Mantle Network)、BNBチェーン(BSC:BNB Smart Chain)、Polygon PoS(ポリゴンPoS)、アバランチ(Avalanche)のCチェーン、アスターネットワーク(Astar Network)、アービトラムワン(Arbitrum One)、OPメインネット(OP Mainnet)、オアシス(Oasys)、イーサリアム(Ethereum)の9ブロックチェーン上の暗号資産での支払いに対応している。

なおスラッシュフィンテックリミテッドでは「スラッシュペイメント」の他に、NFTに暗号資産の預入と引出ができるサービス「Slash Vaults(スラッシュボールト)」も提供している。

またスラッシュでは、独自トークン「Slash Vision Labs Token:スラッシュビジョンラボトークン(SVL)」のエアドロップ実施が予定されている。

発表によると「SVL」のエアドロップ対象者は、アリスNFT(Alice NFT)ホルダー、暗号資産(仮想通貨)決済「スラッシュペイメント(Slash Payments)」発行のギャラクス(Galxe)OAT&ポイントホルダー、「スラッシュ」 x バイビットジェネシスNFT(Bybit Genesis NFT)ホルダーとのことだ。

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参考:ライフイカード
images:iStock/Smederevac・inkoly

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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