バイナンス、トークンローンチプラットフォーム「Megadrop」公開。「BounceBit(BB)」取扱へ

トークンローンチプラットフォームMegadrop公開

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップ機能とWeb3クエスト機能を備えた新たなトークンローンチプラットフォーム「メガドロップ(Megadrop)」を4月18日発表した。

「メガドロップ」は、プロジェクトの独自トークンをバイナンスで上場となる前に報酬として受け取れるサービスだ。報酬となるトークンの数は、ユーザーが貸暗号資産「シンプルアーン(Simple Earn)」における「BNBのロック」や、Binance Web3 Walletを通じた「Web3クエスト(タスク)の完了」に応じて取得するスコアの合計に基づいて決定される。

「BNBのロック」で取得できるスコアは、BNBをロックした量と期間の長さに基づいている為、ロック期間が長いほどより高いスコアが取得可能となっている。またスコアは毎日のスナップショット(権利確定日)の平均に基づいている為、変動する可能性があるという。

またユーザーは、指定された最小要件を満たしたうえで全てのWeb3クエストを完了すると、「Web3クエストボーナス」と「Web3クエストマルチプライヤー(変動倍率)」が受け取れるという。

具体的に報酬となる合計スコア数は、「BNBのロック」に関するスコアに「Web3クエストマルチプライヤー」の倍率を乗じ、それに対しクエストボーナスを足すことで算出される(Total Score = (Locked BNB Score * Web3 Quest Multiplier) + Web3 Quest Bonus)。

なお暗号資産貸付商品「BNBボールト(BNB Vault)」は、「メガドロップ」のポイント計算にカウントされないとのことだ。

発表によると「メガドロップ」で取り扱う初回プロジェクトは、BTCリステーキングチェーン「バウンスビット:BounceBit(BB)」となっている。報酬である「BB」を受け取る為のWeb3クエストなどの詳細は近日中に改めて発表されるとのこと。

なお「メガドロップ」では、同トークン総供給量2,100,000,000BBのうち8%となる168,000,000BBが報酬対象になるようだ。

「バウンスビット」は、「ビットコイン(BTC)」と「BB」の両方をステーキングするバリデーターによってサポートされたデュアルトークンモデルのL1ブロックチェーン。コンセンサスアルゴリズムにはプルーフオブステーク(Proof of Stake:PoS)を採用している。

なお「BB」はステーキング報酬の支払いや手数料、プロトコルのアップグレードに関する投票などに使用されるとのこと。

なおバイナンスでは、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービス「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」を提供している。今回の「メガドロップ」は、「バイナンスローンチプール」に続くトークンローンチプラットフォームとなる。

関連ニュース

参考:バイナンス
images:iStocks/Aleksei_Derin

関連するキーワード

#BB

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

広告

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した