Kraken Walletがリリース
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)が、独自開発したセルフカストディ暗号資産(仮想通貨)ウォレット「クラーケンウォレット(Kraken Wallet)」のリリースを4月17日発表した。
「クラーケンウォレット」はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、ソラナ(SOL)、アービドラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ベース(BASE)、ドージ(DOGE)といった8つのブロックチェーンに対応しているマルチチェーンウォレットとのこと。
また同ウォレットではトークンやNFT、DeFi(分散型金融)ポジションを全て1箇所でオンチェーン追跡できるという。
さらにセキュリティ面においては、ユーザーIDと位置情報の外部漏洩を防ぐ為に、ユーザーのアクティビティをクラーケン独自のインフラストラクチャを通じてIPアドレスが保護されているとのこと。
その為クラーケンでは、「クラーケンウォレット」におけるユーザーのサインイン情報やメールアドレス、KYC(本人確認手続き)認証情報を一切保持していないという。
また「クラーケンウォレット」は、第三者がソフトウェアのコード検証と監査を可能にする為に無料のオープンソースとしてギットハブ(GitHub)にて公開されているという。発表によるとウォレットのリリース時にソフトウェアをオープンソース化したのは、主要の暗号資産取引所の中でクラーケンが初とのこと。
関連ニュース
- 米クラーケン、機関投資家向けのカストディサービス提供開始
- 米クラーケン、機関投資家向け新ブランド「Kraken Institutional」ローンチへ
- 米クラーケンがSEC告発受けステーキングサービス提供停止、ヘスターパースはこの措置に疑義
- 米SEC、クラーケンを無登録証券販売で調査か=報道
- クラーケン、オランダで暗号資産事業者の登録完了
参考:クラーケン
images:iStocks/Molnia・LongQuattro