ハッシュキーが「HashKey Global」開設
ハッシュキーグループ(HashKey Group)が、グローバル向けの暗号資産(仮想通貨)取引所となるハッシュキーグローバル(HashKey Global)の設立および営業開始を4月8日発表した。
ハッシュキーグループによると同取引所は、バミューダ金融庁(BMA)よりライセンスを取得したとのこと。
同取引所では現在ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、USDCを含む21の暗号資産を対象とした現物取引サービスを開始しているとのこと。パーペチュアル(永久先物)取引は近日中にも開始するという。
なお同取引所は今回のライセンス取得により、トークンローンチパッドや先物取引、レバレッジ取引も提供可能とのことだ。
ハッシュキーグループのCOOであるリビオ・ウェン(Livio Weng)氏は「当社は、今後5年以内に、現在規制されているすべての取引所を上回る、世界最大級のライセンス取引所群を確立することを目指しています」とリリースにてコメントしている。
またハッシュキーグローバルのマネージングディレクターであるベン・アルバズ(Ben El-Baz)氏は、「当社は、経験豊富な金融規制機関として高く評価されているバミューダ金融庁からライセンスを取得できたことを光栄に思います。
バミューダの規制環境は、世界最大の再保険金融センターであると同時に、高い透明性、コンプライアンス、協力体制で有名です。規制の枠組みにおける当社のコンプライアンスは、デジタル資産取引領域における当社の業務が業界最高水準に準拠することを保証します」と述べている。
なおハッシュキーグローバルは、米国、中国本土、香港特別行政区、および特定の制限された国や地域では営業していないと伝えている。
ハッシュキーグループは、香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリット。シンガポール、上海、東京でも事業を展開している。
同社は今年1月、シリーズAの資金調達ラウンド完了と同社の評価額が12億米ドル(約1,753.3億円)を超えたことを発表していた。
なお同社のグループ企業には、個人投資家向けの暗号資産(仮想通貨)取引所として香港で初めて認可を受けたHashKey Exchange(ハッシュキーエクスチェンジ)がある。
また同じくハッシュキーのグループ企業であるハッシュキーキャピタル(HashKey Capital)のシンガポール部門ハッシュキーキャピタルシンガポール(HashKey Capital Singapore)は昨年12月、シンガポール金融管理局(MAS)からキャピタル・マーケット・サービス(CMS)ライセンスを取得している。
同ライセンス取得によりハッシュキーキャピタルシンガポールは、認可されたファンド運用会社(LFMC)となり、シンガポールを拠点に、資本市場商品に関連する規制対象のファンド運用サービスを提供できるようになっている。
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参考:ハッシュキーグループ
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