Web3コミュニケーションプロトコル「DMTP」、年内でのトークン上場を計画

「DMTP」が年内でのトークン上場を計画

web3コミュニケーションプロトコルのDMTPによる「DMTPトークン」の上場計画が4月8日に発表された。

DMTP開発元のシンガポール拠点企業ハイフン(Highphen)によると、「DMTPトークン」は2024年内で上場を予定しているとのこと。なお「DMTPトークン」はDMTPのガバナンストークンとなるようだ。

また同トークン上場にあたりハイフンは、トークンの発行、運用、管理から暗号資産上場までを一貫して支援するシンガポール拠点の企業BOBG(ボブジー)と提携するとのこと。

ハイフンは「DMTPトークン」について、「エコシステムが拡大するにつれてトークンの価格が上昇する仕組みになっている」と説明している。

「DMTPを導入するプロジェクトの数が増えると、需要が増加するためトークンの価格が上昇する」とし、また「消費されたトークンの一部は市場に再度流通しない仕組みになっており、これにより市場でのトークンの流通量が減少し、さらに価格を押し上げ、価格上昇サイクルが生まれる」と伝えている。

なお「DMTPトークン」の上場先について、海外もしくは国内の取引所なのか、またIEOによるものなのか、DEXでのIDOになるのか等、詳細は発表では明かされていなかった。

この件について「あたらしい経済」編集部は、ハイフンCEOの佐々木亜留氏に確認を取っている。同氏より返答があり次第この記事に追記をさせていただく予定だ。

「DMTP」はウォレットアドレスベースでメッセージの送受信ができるプロトコル。ユーザー同士のメッセージ送受信の他、メッセージの通知受信や特定のメッセージ開封により、「DMTP」で発行される独自トークンが得られるリワード機能等を実装することで、ユーザー体験(UX)向上と共に、ユーザーがウォレットでコミュニケーションを取ることの実現を目指している。

ハイフンは2022年9月、シードラウンドにて資金調達を実施。同ラウンドにはEast Ventures、Arriba Studio、ダブルジャンプトウキョウ(double jump.tokyo)、エンジェル投資家の絢斗優氏が参加していた。なおこの際の調達額は非公開だった。

またハイフンは昨年7月、NTTドコモのweb3を推進する子会社NTT Digital(NTTデジタル)と連携を開始している。

その他にもハイフンは昨年10月にスクウェア・エニックス(SQUARE ENIX LIMITED)へ技術提供することを発表していた。

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images:iStocks/artsstock・Maximusnd

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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