a16z、テクノロジー×ゲーム特化のアクセラレータプログラム「SPEEDRUN」募集開始

a16zのアクセラレータで約1億円支給

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)が、3回目の募集となる「テクノロジー×ゲーム(Tech x Games)」に特化したスタートアップ向けアクセラレータプログラム「スピードラン(SPEEDRUN):SR003」を立ち上げた。このことはa16zのジェネラルパートナーであるアンドリュー・チェン(Andrew Chen)氏のXアカウントから4月2日発表された。

「スピードラン」は AI/インフラ、3Dツール、VR/AR、web3ゲーム、ゲーム化された消費者向けアプリなどといった分野における「テクノロジー×ゲーム」に投資するプログラムとなっている。

ちなみに前回の「スピードラン」では、応募数のわずか約1%のみの当選だったが、参加したスタートアップの80%はDemo Dayの後に資金調達を完了したとのこと。

そして今回募集開始された「SR003」では計45億円(3,000 万ドル)が用意されており、採択された各スタートアップに約1億1,300万円(75万ドル)が支給されるとのこと。

なお同プログラムでは資金面の援助だけでなく、web3やゲーム業界のコーチ及びメンター、創業者コミュニティによるサポート支援も受けられるとのことだ。

「SR003」の募集は4月1日から開始しており、締め切りは5月19日までとなっている。また採択されたスタートアップは今年7月29日から10月20日の12週間、米ロサンゼルスにて実施される「SR003」へ参加することになるという。なお当選通知については今年6月末までに行われるとのこと。

web3ゲームへの投資を目的とした動きはa16zの他に、web3ゲームプラットフォーム提供のイミュータブル(Immutable)による約150億円(1億ドル)規模のファンド「イネビタブルゲームファンド(Inevitable Games Fund)」の立ち上げが今年3月20日に発表されている。

なお「イネビタブルゲームファンド」についてはキングリバーキャピタル(King River Capital)主導の下、イミュータブルとポリゴンラボ(Polygon Labs)の支援を受けて立ち上げられている。

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images:iStocks/Arkadiusz-Warguła・BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。