タイ最大の暗号資産取引所BitkubがIPO計画か=報道

タイのBitkubがIPO計画か

タイ最大の暗号資産(仮想通貨)取引所Bitkub(ビットカブ)の親会社Bitkub Capital Group Holdings(ビットカブ・キャピタルグループ・ホールディングス)が、2025年にIPO(新規株式公開)を計画しているようだ。同社CEOのジラユット・スルプスリソパ(Jirayut Srupsrisopa)氏がブルームバーグへ語った内容として4月1日に報じられている。

ブルームバーグの報道によると、同社はタイ証券取引所(SET)へ上場するとのこと。IPOのために同社は、財務アドバイザーの雇用を進めているという。

なおBitkubを運営するBitkub Online(ビットカブオンライン)の現在の評価額は、60億バーツ(約248億円)とのこと。同取引所は直近の24時間での現物取引高が9,800万ドルを超えている(4/2 12:00コインマーケットキャップ調べ)。また同社は、親会社Bitkub Capital Group Holdingsの収益の約80%を占めているとのことだ。

また同社は、2025年までに従業員数を現在の2,000名から3,000名へ増やすとのこと。なお同社は2022年と2023年に従業員を6%削減していたという。

なおタイにおいては、同国の大手銀行であるカシコン銀行(Kasikorn Bank:K-Bank)が、昨年10月に同国の暗号資産(仮想通貨)取引所サタン(Satang)を運営するサタンコーポレーション(Satang Corporation)の株式97%を取得し、同社を買収している。

その後サタンは名称をオービットトレード(ORBIX TRADE)に変更し、運営を行っている。なお同取引所の直近の24時間での現物取引高は約765,000ドルとなっている(4/2 12:00コインマーケットキャップ調べ)。

また世界最大手の暗号資産取引所Binance(バイナンス)は、タイ最大の独立系発電企業ガルフエナジーデベロップメント(Gulf Energy Development)の子会社であるガルフイノーバ(Gulf Innova Company)と合弁会社ガルフバイナンス(Gulf Binance)を設立し、今年1月より「バイナンス TH(Binance TH by Gulf Binance)」のプラットフォーム名で暗号資産取引サービスを提供開始している。

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参考:ブルームバーグ
images:iStocks/nisaul-khoiriyah

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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