バイナンス関連会社とされるHKVAEX、香港での暗号資産ライセンス申請を撤回しサービス終了へ

HKVAEXが香港での暗号資産ライセンス申請を撤回

香港拠点でサービス提供している暗号資産(仮想通貨)取引所HKVAEXが、香港証券先物委員会(SFC)へのライセンス申請を3月28日に撤回した。

それにあたり同取引所は、4月1日より段階的にサービスを停止し、5月1日にプラットフォームを完全に閉鎖することを3月29日に発表している。なお4月5日23:59(UTC+8)には、取引サービスを終了するとのことだ。

なおHKVAEXは、大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)が関連していると一部報道された取引所。ただし、SFCのリストではHKVAEXの運営会社は、BX SERVICES LIMITEDとなっている。

香港で営業を行う暗号資産取引所は、2月29日までにSFCへライセンス申請していない場合、5月31日までに営業を停止するよう求められている。

ちなみにこれまでライセンス申請を撤回した取引所として、HKVAEX以外にアンバー(Ammbr)やビットハーバー(BitHarbour)、Meex、Huobi HK(フォビHK:HTX)がある。

なお現在香港で個人向けの暗号資産取引所サービス提供の認可を受けているのは、HashKey Exchange(ハッシュキーエクスチェンジ)とOSLデジタルセキュリティーズ(OSL Digital Securities)の2社のみとなっている。

また現在ライセンス申請中の取引所として、23社がSFCのリストに掲載されている。

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参考:HKVAEXSFCリスト
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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