イーサL2「StarkNet」、「トランザクションの並列処理」をQ2に実装へ

StarkNetが「トランザクションの並列処理」実装へ

イーサリアム(Ethereum)のL2スケーリングソリューション「スタークネット(StarkNet)」が、2024年度のロードマップを公開し「トランザクションの並列処理」の実装予定を3月20日公開した。

「トランザクションの並列処理」が実装されると、独立したトランザクションの同時処理が可能になるとのこと。これにより「スタークネット」のスループットが向上し、L2 のファイナリティが高速化されるとのこと。「トランザクションの並列処理」は今年第2四半期にV0.13.2として実装されるという。

「トランザクションの並列処理」が可能にする事例として、異なるユーザーからERC-20規格のトークンが転送されてきた場合に、トランザクションの処理を順番に処理せず、同時に処理できると発表にて説明されている。

因みに「トランザクションの並列処理」が実装されている他ブロックチェーンには、新興L1ブロックチェーン「セイ(Sei)」がある。

スタークネットは、zkRollup(zkロールアップ)を活用した、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。暗号証明技術「zkスターク(zk-STARKs)」を開発したスタークウェア(StarkWare)によって開発され、現在ではスタークネット財団(Starknet Foundation)によって運営されている。

なおzkRollupとは、暗号技術を利用した証明技術「ゼロ知識証明(zero-knowledge proofzkp)」活用のロールアップのこと。

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参考:スタークネット
images:iStocks/DKosig

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。