バイナンス、BOMEのインサイダー取引疑惑を内部調査

バイナンスがインサイダー取引を調査

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産ブックオブミーム:BOOK OF MEME(BOME)のインサイダー取引疑惑について内部調査したことを3月18日発表した。

バイナンスは内部調査をした結果、BOMEのインサイダー取引をしたユーザーはバイナンスのスタッフではないと発表にて報告している。

Xでは今回のBOMEに関するインサイダー取引疑惑について、バイナンスでBOMEの現物取引が開始された3月16日12:30(UTC)の直前にBOMEを購入し、多額の利益を得たユーザーがいたことを報告している投稿者がいる。

この投稿では、分散型取引所(DEX)レイディウム(Raydium)を利用したユーザーが、3月15日14時29分から14時53分(UTC)の内に4回に分けて、3億1,400万相当のBOMEを平均価格0.0074ドルで購入し、現在約500万ドル(約7.5億円)の利益を上げていることが報告されている。

バイナンスとしては今回のインサイダー取引疑惑に関する調査を引き続き行うとし、また、この件に関する情報やその他の不正行為を報告したユーザーに対しては、10万ドル(約1,500万円)から500万ドル(約7.1億円)の報奨金を提供するとしている。

因みにBOMEは、ソラナ(Solana)ネットワーク上のミームコインで、ペペ(Pepe)の生みのあるアーティスト「Darkfarms」によって作られた。

関連ニュース

images:iStoks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告